2004年5月5日。筑波サーキットで開催された「コカ・コーラ オールドナウ・カーフェスティバル」にて行われた「ロードスター パーティーレース Rd.1」に参加してきました。
ロードスターに乗り換えて約半年、目標にしていたパーティーレースにいよいよ出場です。
初めてのレース、さてどんな結果に終わるのか……というよりも、果たして無事に帰れるのか?
そんなことを心配してしまうぐらいの大雨となってしまいました。
午前5時30分。
参加受付開始です。
サーキットホールのエントランスに郵送されてきた参加受理証と車検証を持って行って受付をします。
参加証と引き換えに、ドライバーパスおよびゲストパス、参加賞と追加発表された公式通知を受け取ります。
公式通知に目を通したところ、特に変更になっていることはなさそうです。
午前6時00分。
公式車検を筑波サーキットの車検場で受けます。
車検場の目の前までは自走してよいのですが、中では自走不可。手押しのみとなります。
う〜……ピットクルーがいない身にはつらい……と思っていたら、係員の方に手伝っていただけました_(._.)_
車検は無事にパス。その証拠としてコカ・コーラのロゴステッカーを貼ってもらって終了です。
午前7時20分。
公式予選前のブリーフィングです。
通常の走行会のドライバーズミーティングと雰囲気が異なり、主催者から注意を受けるというよりはお互いを紹介して、スムーズな進行が行えるように情報を交換するという感じです。
ここでも特に変更になるような事項は伝えられず、オンタイムでの進行となりました。
午前8時00分。
公式予選開始。
路面はウェット。気温は低く、路面のμはかなり低い状態です。
今回は路面温度が上がらないことが事前に予想できたので、空気圧を高めの2.4に設定してきました。
発熱量が少ない分、空気圧を高めにして接地圧を強め、グリップをかせぐ作戦です。
予選が開始されてから少しずつ雨脚が強まってきました。ウェットがヘビーウェットになってきます。
路面のグリップ感がまったく得られず、車体が、特にリア側が安定していない感じです。
と、ダンロップコーナーを抜けた先で車体が大きくふらつき、カウンターが間に合わずスピン!
ブレーキを思いっきり踏み、なんとかコースアウトせずに停止してくれました。
危ない危ない……ダンロップコーナーの脱出でアクセルを大きく開けすぎてしまったようです。
前後の安全を確認して、走行再開。
最低2ラップは計測されないと予選を通過出来ないので、車体に問題がない限りはアタックを続けなければなりません。
幸いにも車体に問題はなく、残り時間を有効に使いアタックすることが出来ました。
公式予選 結果:
順位 18位/21台
タイム 1分27秒334(4/6ラップ)
午前10時00分。
決勝前ブリーフィング。出席の確認がさりげなく予選順位になっていました。
予選時と比べて天候及びコース状況は改善されつつあり、レコードラインは乾いている部分もある状態。
競技委員長との話し合いで、決勝はオープンでスタートすることが決定しました。
ロードスターなんだから、オープンで走らなくちゃ!
午前10時35分。
ピットロードに整列。その後、開幕セレモニー。
午前10時55分。
パレードラン開始。
応援に来てくれた彼女を乗せて、ゆっくりと筑波サーキットを一周し、グリッドに付きます。
ちょっと雨粒が落ちてきましたが、空は明るいので天気は大丈夫でしょう。
グリッドに付き、エンジンカット。
彼女が傘を手に傍らに立ってくれます。少し雨が強くなってきているかも……
笛が吹き鳴らされ、ピットクルーやゲストが退避していきます。
「がんばってね!」の声に、親指を上げて応えます。
……静かです。つかの間の静寂……
フォーメーションラップ1分前の表示。エンジンスタート。
無事に始動。車体に問題はなし。雨が強くなってきました。
フォーメーションラップスタート。
クルマを暖め、ドライバーの体を温め、心を冷やし、再度グリッドへ。
全車スタート準備完了。
シグナル点灯5秒前のサイン。
アクセルをあおり、スタートの準備。
シグナル点灯……ブラックアウト!
クラッチをつなぎ、スタート!
上手くいった! 前方の開いている空間に飛び込み、順位を2〜3位あげることに成功!
と、ここでレブリミッタが作動。あわてて2速にシフトアップ。
集団の中で1コーナーに飛び込み。イン側をさされポジションダウン。
1ヘアを過ぎ、ダンロップを通過し、2ヘアをクリアしてバックストレート。きれいにロードスターが1列にならんでいます。
最終コーナーを無難にまとめ、2ラップ目に突入。
さらに雨が強まり、前を走るクルマが白い水煙を上げるようになります。
ワイパーの作動速度は速まり、風圧で水滴が流れ、ウィンドスクリーンで水が踊ります。
バイザーを雨が叩く音が意外とはっきりと聞こえ、路面はウェットからヘビーウェットへ。
……無理したら、帰れなくなるかもしれない……
どこかでそう考えてしまったのかもしれません。
レースに不慣れで駆け引きが出来なかったのかもしれません。
タイヤ空気圧を高めにセットしすぎてしまい、グリップ感が得られなくなっていたからかもしれません。
ペースが上がらず、さらに何台かにパスされてチェッカー。12周のスプリントレースが終わりました。
手を振ってくれるコースマーシャルたちに手を振り返し、パドックに帰還。
とりあえず、無事に生還することが出来ました。
パドックでは彼女と、応援に来てくれたずっきクン、弟が待っていてくれました。
無事にレースを終えて、笑顔で話せる仲間がいるというのは、とてもとても幸せなことなのかもしれない。
そんなことを思いつつ、「スタートは決まったんだけどねぇ〜」と話していたのでした。
決勝レース 正式結果:
順位 20位/21台
タイム 1分23秒641(5/11ラップ)
さて。
今回の敗因を考えてみると、タイヤの空気圧管理の甘さにあったと思います。
雨→路面温度が低い→グリップしない→タイヤ空気圧を高めて接地圧を強く
と、考えたのは外れではないと思うのですが、空気圧を高くしすぎてしまったようですね。
今回が2.4だったから……2.0〜2.2ぐらいでちょうどよかったのかもしれません。
この経験を次回に活かし、次は予選で10〜12番手、決勝はシングルグリッドでのゴールを目指したいと思います!
良い結果を残すことが出来ませんでしたが、今回のレースのスターティンググリッドに並ぶことが出来たのも、応援していただいた皆様の暖かい声援があったからです。
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ロールバーセット |
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ロールバープロテクター |
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ペダルセット(アルミ) |
フットレスト(アルミ) | ||
スカッフプレート | ||
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REV2 |
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サイド止め LOWポジションタイプ |
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トップフォーミュラーB |
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B-Spec |
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B-Spec | |
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SUPER DOT4 |
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ウルトラシリコーンパワー |
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イリジウムタフ 20番 |
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VOLK RACING TE37 15×7JJ +35 |
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POTENZA RE-01 195/50R15 |