そろそろ秋っぽくなっていもいいのに……と思わせる暑さだった９月18日。
筑波サーキット コース1000にて開催されたYRS スプリントシリーズ 筑波1000に参加してきました。
このイベントはユイレーシングスクールさんが主催するレースで、スクールの延長上にある「知的遊戯」としてのモータースポーツを楽しむためのイベントです。
何度か観戦したことはあるのですが、参加は今回が初めて。
さて、どういう結果になるか……
いやいや、それよりもなによりも「楽しみ、無傷で帰る」ことが一番の目標です！

そうそう。ちょっと「いいなぁ」と思ったのが、ドライバーズミーティングの後に「ロードスタークラス」参加者同士でミーティングを実施したこと。
「同じヒートを走る仲間だから、お互いに顔を知っておいたほうがいい」という主催のトム・ヨシダ氏の声により行ったものですが、うん、確かに一緒に走る相手の顔がわかるっていうのはいいですね。
相手がわかるから怖くなくなる……というか、少しでも信頼できるようになる気がします。
特に「ロードスタークラス」参加者は何度もレースに出ている歴戦の兵ぞろい。
信頼すべき先輩方のアドバイスをもらって、いざ予選スタートです。

と、その前に。
午前中はスプリントレースではなく「エンデューロ」シリーズが行われていました。
130分耐久レースなのですが、いろいろなクルマ・チームがそれぞれの目標で走っている姿が楽しそうです。
やっすいNAロードスターでも手に入ったら、自分でも出たくなってしまいました(^_^)

お昼過ぎから予選開始。
8分間のセッションで走るクラスとスタート順を決定します。
ロードスターでは初のコース1000。ドキドキしながらスタートしました……
こ、こわい！
なんだか知らんけどこわいぞぉ！
第一印象はそれだけ。
妙な恐怖感が体を襲います。
特に１コーナー〜２コーナーの区間。
自分でも体がこわばっているのがわかるほど。
ここしばらくロードコースを走っていなかったからかなぁ……と思っている間に予選終了。
51秒台のタイムでロードスター２クラス、10台中９番手スタートです。

第１ヒート。
スタートはローリングスタートで、隊列が整ってからスタートとなります。
２列縦隊の最後尾イン側……並びやすくていいですね^^;
コース外周部をローリングしている間に、ちょっと落ち着いてきた感じ。
まぁ、スタート付の走行会と思って気楽に走ろうよ、気楽に。楽しむのが第一なんだからさ……
ローリング１周目では隊列が整わず２周目……にスタート（だったと思う^^;）！
グリーンランプの消灯は見えなかったけど、前のクルマにあわせて加速！
１コーナー〜２コーナー〜１ヘアは順位キープでクリア。一番接触が多い区間を無事に駆け抜けて複合……
全走車がスピン！
あわててアウト側にラインを寄せて避けようとしますが、こっちに寄ってくる！
来ないでぇ〜と心で叫びながら、コースアウトしつつ回避。
すぐにコースに復帰。結果として順位を一つ上げることが出来ました(^_^)
その後、８周で行われた第１ヒートは大きな混乱もなく、８位でフィニッシュ。
ミナルディからジョーダンに移籍です？^^;
周回を重ねるごとに、少しずつ余裕が出てきて「楽しい」と思えるようになってきました。
予選はかなり体がこわばっていたようで……

続いて第２ヒート。
今度は８番手なので、４列目アウト側からスタート。
ローリングスタートは２速で隊列を作りスタートするのですが、アウト側は難しい。
少し大廻のラインで隊列を作るので、少し速く走らなければならないのです。
スタートの瞬間、やっぱりグリーンランプの消灯は見えず^^;
１ラップ目の１ヘアで大きく回ってしまい最後尾まで落ちてしまいましたが、最終ラップで９位に浮上。
そのままフィニッシュ。
ジョーダンからミナルディに出戻りです？^^;
かなり楽しく走れましたが、オーバーテイクってのは難しいと、心から思いました。
特にワンメイクみたいなロードスタークラスの場合、速度差が極端にはつかないのでコーナーで勝負するしかなく、そうするとその前のコーナーから組み立てて……となり、ただ追いかけているだけでは抜けないのです。
難しい。
でも、それを考えて攻略していくのが「知的遊戯」なんですね。

最終第３ヒート。
５列目イン側からスタート。
オープニングラップでは順位変動なく、その後も順調に周回。
第３ヒートのみ12周で行われるのでちょっと長いです。集中集中……
１ヘアで1台をパス！　順位を8番手にあげます。
その後、複合コーナー付近でスピンしているクルマをパスして7番手。
しかし、1コーナーで後続車両を気にしすぎてミス！
失速したあとの1ヘアで抜かれ8番手に後退。
いかんいかん。集中集中……
というわけで、無事にチェッカー。
8番手でレースを終了しました＼(^o^)／

レース終了後の表彰式。
トップ３人には「名誉」とシャンパンファイトのプレゼント……
いつかは、あそこに立ちたい……！
そう思いつつ、今回はレースを楽しめたし、無傷で帰ることも出来たので大満足だったのでした(^_^)