YRS 筑波サーキットドライビングスクール
2005/07/07


梅雨の中休みが終わり、しとしととした雨が続いていた7月7日。
筑波サーキットにてユイレーシングスクールさんが主催する筑波サーキットドライビングスクールが開催されました。
朝一番の座学でクルマの動きを理論的な面から勉強し……と言っても数式が出てきたりはしません。シニアインストラクターのトム吉田氏がわかりやすく教えてくれます。
午前中はジムカーナ場で定常円旋回、午後はコース1000に移動してのラッピングとなります。

今回の目標は「苦手な高速コーナーの克服」です。
例えばコース2000の最終コーナー、例えばコース1000の1〜2コーナーのような、比較的旋回速度の高いコーナーに対してすっごく「苦手だなぁ〜」という意識があり、また実際にレースでも高速コーナーを通過するたびに差が多きなってしまっているのです。
「これではいかん!」と思い、スクールを受講してみることにしたのですが……さて、どうなるでしょう?

まずはジムカーナ場で定常円旋回です。
ユイレーシングスクールで使用する定常円は真円ではなく、2本の直線と2つのコーナーで作られるオーバルコースです。ツインリンク茂木のスーパースピードウェイを想像してもらえればいいと思います。
オーバルコースをジムカーナ場にパイロンで二つつくり、それぞれを右回り、左回りでぐるぐると走ります。
この世界でもっとも単純なコースを走りながら、サーキット走行の基本となる「ブレーキ」「旋回」「アクセル」を学んでいきます。

オーバルコースは何度か走ったことがあるので自身を持って走行できました。
1回目は以前の感触を思い出すまでギクシャクしてしまいましたが、2回目からは比較的スムーズに走行できたのではないでしょうか?
「オリフィエル(仮名)さん、ガンガンいきましょう」というトム吉田氏の言葉通りいつもよりもペースを上げ気味にして、でもブレーキングでは突っ込まずに早めに薄いブレーキをコーナー入り口まで残し、ステアリングも丁寧に操作し、イーブンスロットルで旋回することを意識して走ります。
……お、今日はいいかも。乗れているかもしれない……
と感じていたら「オリフィエル(仮名)さん、今日はいいねぇ、ばっちりです」とのコメントが走行中にアドバイスをしてくれるラジオから流れてきました。今日は……^^;
でもまぁ、調子がいいことには変わりはありません。いい感じで午前中の走行を終わることが出来ました。

そしてコース1000に移動するまでの間、トム吉田氏と話をする機会がありました。
「高速コーナーが苦手なんです」と話すと「どっかに飛んでいってしまうような感じがして、強くブレーキングしてしまっているんだろう?」とのこと。まったくそのとーり!!
「早めに薄いブレーキをかけて、出来るだけ速い速度で入っていかないと……」ということで、いかに走るかアドバイスをもらうことが出来ました。どうもありがとうございます_(._.)_

写真は午前中のものですが(今回は走りっぱなしで写真を撮る暇がほとんどなかったのです)、ここから午後になります^^;

コース1000に移動して休憩したら早速走行開始です。ここからは3グループにわかれてラッピングを繰り返していきます。
結果としてはタイム更新はなりませんでしたが、1〜2コーナーの走り方、そして最終コーナーのアプローチ方法を大いに学ぶことが出来、収穫は大きなものとなりました。
また、各ヒートともにラップタイムをそろえることが出来たので「再現性のある走り」が出来ていたのだと思います。「再現性のある走り」が出来ずに一発のタイムが速いのは本当の速さではないらしい……です。また、ムラッ気があると安全に走れていないそうですので、そういった意味でもよかったのではないかと。

では、計測ラインからコースを思い出しながら走ってみましょう。

1コーナーへのアプローチは、もちろんストレートアウト側から。左側に木が植わっているのでその辺りから薄いブレーキングを開始。ステアリングを切り始め、コース中央辺りまで残します。1コーナー終わりにある退避路あたりまでステアリングを切り増しつつイーブンスロットルで姿勢を保ちます。
退避路を過ぎたらステアリングを戻しつつ、アクセルオンのタイミングを探し、加速体勢に移ります。この1〜2コーナーはこんな流れになります「ここ!」「ここ!」と決め打ちせずに、その場の状況にあわせてタイミングや量を変化させていきます。
短いストレートの先のヘアピン。ブレーキングで3速→2速に落とし、奥目にクリップをとり、アウト・イン・ミドルぐらいで立ち上がります。
右にちょい曲がり、左に大きく回りこんでいくインフィールド。いくつかのコーナーが組み合わさっている複合コーナーですが、ここもクリップを奥目にとって、ぐるっと回り込んでいくイメージで走ります。
インフィールドの直線で3速にシフトアップ。左コーナーの先、最終コーナーへのアプローチが大切。左側の縁石が切れたあたりから薄いブレーキをかけて右側の縁石までに減速と2速へのシフトダウンを完了させ、車速を高く保ったまま最終複合コーナーに入っていきます。
最終の複合コーナーもクリップは最後に取るので、大きく回りこんでいくイメージでスロットルコントロールで回っていきます。
メインストレートに戻ったらもちろんアクセル全開! 計測ラインあたりで3速にシフトアップです。

ポイントは1〜2コーナーを速く回ることと、最終の複合コーナーを速い速度で脱出すること。
最終コーナーの速度はストレートの速度にも影響し、最終的なタイムに大きな影響を与えるので要注意!
全体を通して、早め早めに薄いブレーキで車速と姿勢をコントロールして、いかに「クルマが楽に」コーナーに入っていくかを考えながら走る必要がありますね。

といったところで、今回のスクールは終了。
課題としていた高速コーナーについては「なかなかよくなってきたよ」とのこと。1〜2コーナーの退避路で時速80キロぐらいだったので、もう少しいけそうかなぁ〜……という感じもしましたが、無理に速く走ってもよい結果は残らないだろうし、次回につなげられる走りが出来たからよしとしておきましょう。

参加された皆様、インストラクターの皆様、そしてシニアインストラクターのトムさん、お疲れ様でした。


− 本日の仕様 −

◇ エンジン関係 ◇

プラグコード

MAZDA SPEED
ハイボルトシリコンコード

マフラー
スポーツサウンドマフラー

ラジエタークーリングパネル

LAILE
Beatrush
ラジエタークーリングパネル

オイルエレメント

TRUST
グレッディ 汎用オイルエレメント移動キット

◇ 足回り ◇

車高調整式サスペンション

BRIDGESTONE
NPG spec-ST

スタビライザー(F)

Auto Exe
スポーツスタビライザー

スタビライザー(R)

ホイール

RAYS
VOLK RACING TE37
15×7JJ +35

タイヤ

BRIDGESTONE
POTENZA RE-01
195/50R15

◇ ブレーキ ◇

ブレーキパッド(F)

MAZDA SPEED
B-Spec

ブレーキパッド(R)
B-Spec

◇ インテリア ◇

ハーネス(R)

Sabelt
トップフォーミュラーB

ロールバー

MAZDA SPEED
ロールバーセット

ロールバーパッド
ロールバープロテクター

水温計

BLITZ
RACING MONITOR DC
×2

油温計

インマニプレッシャー


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