スイス旅行記
2005/04/19 - 2005/04/25


2005/04/19<日本出発〜チューリッヒ経由〜ジュネーブ>

2005/04/20<モンブラン〜ジュネーブ>

2005/04/21<レマン湖畔〜ツェルマット>

2005/04/22<マッターホルン〜グリンデルワルド>

2005/04/23<ユングフラウヨッホ〜ベルン>

2005/04/24<チューリッヒ〜スイス出国>

2005/04/25<日本帰国>


2005/04/19<日本出発〜チューリッヒ経由〜ジュネーブ>

スイス航空に乗って、日本出発!
今回の目的地はスイス。
モンブラン、マッターホルン、ユングフラウヨッホの3大名峰を見て、郷土料理を楽しみ、さらにベルン観光までしようという贅沢な内容のツアーです。
が、出発前の日本の天気予報では、一時雨・時々雨ばかり……上手く晴れてくれればいいのですが。

飛行機は当然ながら、エコノミークラス。飛行時間は12時間以上!
つらかったです。思っていたよりもつらかった。
まぁ狭いとか気を抜けないとかはいいのですが、前の席に座ったドイツ人(らしき)カップルが、バカな若者で。
断りなく思いっきりシートを倒すし、騒ぐし、荷物を詰め込むしで、何度スプーンで目の前の後頭部をえぐろうと思ったことか。
結果的には、機内で犯罪者になることなく無事にチューリッヒに到着できましたが、もうエコノミークラスはイヤだと思いましたね。

チューリッヒからすぐにジュネーブ行きの国内線に乗り換えです。
空港内の免税店でチョコと水を買い、ぼんやり出発を待ち、乗り込み、飛び立ち、あっという間に着陸。
飛んでいる時間よりもその前後のほうが長かったぐらいです。

そしてやっと空港から出て、スイスに到着!
思っていたよりは寒くないけど、日本と違ってひんやりとした空気が気持ちいい!
ツアーの専用バスに乗って、一路ローザンヌのホテルへ向かい、長い長い一日が終了。
日本を飛び立ったのが10時過ぎ、スイス到着が現地の夕方。時差7時間。長い長い一日でした。


2005/04/20<モンブラン〜ジュネーブ>

本日はモンブラン観光!
モンブランは実はスイスではなくフランス領にあるので国境を越えなくてはいけないのですが、ほぼフリーパス。
バスの運転手さんが「日本人の観光客グループだ」と説明してくれただけで、パスポートチェックもなく通過することが出来ました。
これでいいのか? と国境を持たない国の人間は思ってしまいますね^^;

バスは峠道を走り、モンブランを眺めることが出来る「エギーユ・デ・ミディ」展望台のふもとの村、シャモニーの到着。
辺りは雪景色、ちらほらと雪も舞っています。
ここからロープウェイで海抜4000m代まで上がり、モンブランを眺めるのです。

が、実は僕は高所恐怖症。
地に足が着いていないのがダメなんです(だから飛行機も苦手)。
ロープウェイはゆれるし、酸欠で頭がフラフラするし。

さらに雪とガスであたりは真っ白。なんにも見ることが出来ずに早々に下山。
ふもとのお土産屋さんで買い物を楽しんだのでした。

シャモニーから国境を経由して、スイス領内へ。
ここで運転手さんのサービスでジュネーブを簡単に観光することが出来ました。
日本の都市よりも緑が多くて生活しやすそうな街でしたね。
ちょっと驚いたのが信号。
赤から青に変わる前に、一時的に黄色も点灯するのです。
レース前のシグナルみたいで「夜な夜な若者はシグナルグランプリをやっているのかなぁ」と、想像したものです。


2005/04/21<レマン湖畔〜ツェルマット>

本日はローザンヌからマッターホルン麓の村、ツェルマットへの移動日。
移動日なんですが、レマン湖沿いの町々によりつつの移動なので、ずぅっとバスの中ということもなく、のんびりとした雰囲気の中で移動することが出来ました。

まずはチューリップフェスティバルを見学。
レマン湖畔の公園にチューリップが多く咲いている……はずだったんですが、ちょっと時期が早かったようで、まだつぼみばかりでした……
ま、枯れてしまっているよりはいいでしょう!

チューリップフェスティバル会場近くの町。
中世の面影を多く残している「ヨーロッパっぽい」町でした。

オードリー・ヘップバーンの家があるという村の風景。
地平線まで続く草原とブドウ畑……いい場所です。
こういうところで生活できたら幸せでしょうねぇ。

こちらはスイスの観光名所、シオン城。
同じくレマン湖畔にある古城です。
映画やアニメの世界がそのまんま、目の前にある……ってことが、ちょっと信じられない思いでした^^;

シオン城近くのレストランで昼食をとった後、レマン湖を離れてヴァリス地方と呼ばれる山岳地方に移動していきます。
バスでツェルマットの一つ前の駅まで移動し、そこからは鉄道での移動となります。
なぜ、わざわざ一駅だけ鉄道を使用するのか?
それはツェルマットが内燃機関自動車の乗り入れを禁じている村だからです。
なので、観光客はすべて電車で村に入り、スーツケースなどは村のタクシー会社に依頼して輸送してもらわなければなりません。
それだけ、この美しい環境を大切にしている村なんですねぇ。

マッターホルン!!
ホテルの部屋から見ることが出来ました!
ツアー参加7組の中で、マッターホルンを見ることが出来る部屋に割り当てられたのは半数以下。しかもこのいいお天気!
最高の眺めでした!

が、天気予報によると翌日は雨。
マッターホルンが見えなくなるかもしれないので「今日マッターホルンを観に行くか、明日マッターホルンに行くかは自由にします」と添乗員さんが決定。
確実に見るのなら今日なのだけど……ホテルのお姉さんが「明日も晴れるよ、きっと」と簡単に言っていたので、翌日にすることにしました。
さて、見れるかどうか……?


2005/04/22<マッターホルン〜グリンデルワルド>

見えました!
朝日に赤く染まっていくマッターホルン!!
今日もいい天気、雲ひとつない快晴です。

ツェルマットの村の中心にある教会の近くからも、この通りくっきり見ることが出来ました。
これはかなり期待出来そうです。

マッターホルンを望む展望台に向かう登山電車。
なんでも、屋外に設置されている登山電車の中では一番高いところまで行くそうです。

2005/05/25追記
展望台は「ゴルナーグラート」。標高3089m地点にあります。

そしてやっと会えた、素顔のマッターホルン!!
雲ひとつない空の下、その純白?の姿を見せてくれました。
ここまで天気がよくなるというのは、この季節では珍しいと言うし、3日前に出発した同じ内容のツアーはまったく山を見ることが出来なかったというし、もう最高です!

この通り、太陽がまぶしいほど天気がよく、空気がすがすがしく、気持ちいい時間を過ごすことが出来ました。

そしてまたツェルマットを電車であとにし、久しぶりにバスに再開して、一路グリンデルワルドを目指すのですが、今回はここでも一つ、面白い乗り物に乗ることが出来ました。
クルマごと列車に乗り込む「カートレイン」です。

こちらがカートレインの駅。
残念ながらカートレイン本体を撮り逃してしまいましたが、鉄道網が発達しているスイスならではの交通機関ですね。

まだまだ明るいうちにグリンデルワルドに到着。これは村から見えたユングフラウヨッホの姿。
グリンデルワルドは、今回のスイス旅行の中で一番気に入った村です。
過度に観光地化されておらず、牧歌的なのんびりした空気を残していて、1週間滞在していても飽きなさそうなぐらいです。

また、この村では一人の青年?と出会うことが出来ました。
Tシャツ屋の店員である彼は、何でも15年間日本で生活していたことがあるということで(阪神大震災にも遭遇したそうです)、非常に達者な日本語を話し、親切にいろいろなことを話してくれました。
グリンデルワルドを再度訪問することがあったら、ぜひ彼のお店にもう一度行きたいものです。


2005/04/23<ユングフラウヨッホ〜ベルン>

さて、観光もいよいよ今日で最後。
長いようで短かったスイス旅行もいろいろラスト1.5?日を残すのみとなってしまいました。

今日もいい天気です(^_^)

本日も登山鉄道を利用して、ユングフラウヨッホを観に行きます。
ユングフラウヨッホを望む展望台に行く登山電車は、残念ながら地表ではなく、山の中に掘られたトンネルを通って上っていくため、周りを眺めることが出来ません。
しかし、途中2ヶ所に駅があり、簡単な展望台から外を眺めることが出来るのです。
しかししかし、こっちもやっぱり富士山よりも高い場所まで駆け上がる鉄道です。登山電車を降りて歩いていると頭がふらぁ〜っと、してしまいます。残念ながら、途中の展望台、1つ目は電車を降りて観に行くことが出来たのですが、2つ目は車両内で休憩……
どうやら高山病になりやすい体質のようです(T_T)

それでもなんとか終点の展望台から外を眺めることが出来ました。
少し雲が出てきてしまい、マッターホルンの時のようにはいきませんでしたが、この通り!
雲の切れ間からのぞく太陽の光が雪原を輝かせてくれました(^_^)

展望台を降りて、乗換駅にて昼食。
それが終わる頃にはガスで山がすっかりと覆われてしまっていました。
ちょうどいいタイミングで山を観に行くことが出来たようです。

2005/05/25追記
乗換駅は「クライネ・シャイデック」です。

午後からはちょっと遠出してスイスの首都、ベルン観光です。
森と調和した美しい街並みということで期待していたのですが……
現地のガイドさんが張り切りすぎているというか、分刻みのスケジュールを作ってしまうような人で、いまいちゆっくり観光が出来ず、あまり面白くないなぁ〜と感じてしまいました。
ベルンが美しい街だっただけに残念です。
今度スイス旅行をすることがあったら、1日かけてのんびりと観光したい! そう思わせてくれる街でした。

こちらは最後のディナーを食べたレストラン。
昔はワイン蔵だったようです。

2005/05/25訂正
ワイン蔵ではなく、穀物倉庫だったようです。
レストランの名前は「コルンハウスケラー」といいます。


2005/04/24<チューリッヒ〜スイス出国>

最終日。いよいよスイスに別れを告げて日本に帰ります。

こちらはグリンデルワルドで宿泊したホテル。
ちょうど写真の真ん中、看板の向こう側の角部屋に泊まりました。
ホテルを出発するというときになって、1階のレストランで美味しそうなデザートがあることを発見!
食べればよかった……!
いやいや、次回来るときまでの楽しみにしておきましょう。

山もこれで見納め。
グリンデルワルドを出発して一路チューリッヒの国際空港を目指します。

空港では特に問題もなく(そう、こちらでもパスポートなどの詳細なチェックもなく!)出国することが出来ました。
スイス航空の成田直行便搭乗間際になって、同じツアーの一人がなかなか搭乗ゲートにやってこないという小さな(?)トラブルはあったものの、無事に離陸。
北極回りの空路で成田空港を目指したのでした。

……が、やっぱり暇です。
やることがまぁったくありません。
仕方がないのでモニターで映画を観て(「今、会いに行きます」が意外とよかった)、寝ようと努力して、寝れずにぼんやりして、退屈して……


2005/04/25<日本帰国>

ようやく日本に帰ってきました。

この帰りの飛行機の機長さん、着陸時の衝撃がほとんどなく「あれ、もう着陸しているよ」ってな感じで、操縦がかなり上手な印象を受けました。

入国して、スーツケースを受け取って、添乗員さんに「楽しかったです」と挨拶をして、バスに乗って帰宅。
長い長い旅行となりましたが、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

絶対に、またスイスに行きたい!
今度はツアーではなく自分でルートを決めたいですね。
チューリッヒに着いたらベルンまで移動して一泊。
ベルン観光してもう一泊。
翌日はグリンデルワルドに移動して、時間があったら村の中を歩いてまわって、そのまま3〜4泊ぐらいして、周辺の山や街を散策して……

今からその日が楽しみです(^_^)


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